受発注者間情報共有システム(以下、ASP)とは、公共の工事や委託業務で、紙や電話、メールで行っていた
受発注者間の情報のやり取りを、インターネット上で行うためのクラウドシステムです。
情報共有システム(ASP)とは?
情報共有システム(ASP)のメリット
最近では、都道府県だけでなく市町村でも要領やガイドラインが定められ、ASPの活用が拡大しています。
それに伴い、現場の皆様から以下のようなお悩みをいただきます。
・「次の工事でASPが必要だけど、何を基準に選べばいいか分からない…」
・「他の人は、一体何を基準にASPを決めているんだろう?」
そこで今回、実際にシステムを利用している1,509名の現場担当者様(ASPベンダー問わず)に
「ASP選びで一番重要視している項目」を調査しました。
これからASPを選ぶ方、見直しを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1位は「価格」でも「発注者の指定」でもなく…
「ASPを選ぶ際に一番重要視するものはどれですか?」と質問したところ、以下のような結果になりました。

1位:操作性・利便性(柔軟性) … 973人(64.5%)
2位:発注者の意向 … 294人(19.5%)
3位:サポート体制 … 120人(8.0%)
4位:価格 … 104人(6.9%)
その他 … 18人(1.2%)
(調査期間:2024年4月11日~2026年3月11日 / 回答者1,509名 ※ASPベンダー問わず)
なんと、「役所(発注者)が推奨するもの」や「導入費用の安さ」を抑え、
6割以上の方が「操作性・利便性(柔軟性)」を選び、ダントツの1位となりました。
なぜ「操作性・利便性(柔軟性)」が最優先されるのか?3つの理由
システム選びにおいて、使いやすさがこれほど求められるのには、現場ならではの3つの理由があります。
1.発注者様も「感覚的に使える」ことが重要だから
ASPは受発注者双方で情報を共有するものです。どちらか片方だけが使いこなせても意味がありません。
発注者様も簡単に覚えられる直感的な操作性がないと、操作の確認に手間取り、
業務効率化という本来の目的から離れてしまいます。
2.書類のやりとり(決裁)以外にも毎日使うから
ASPは決裁専用のツールではありません。
電話やメールで行っていた「報・連・相」やスケジュール調整など、工期中はほぼ毎日利用します。
そのため、日々の作業負担にならない利便性が求められます。
3.現場ごとの「柔軟な対応」が必要だから
発注機関や担当者様によっては、独自のルールが発生することがあります。
融通の利かないシステムでは、かえって紙の時代よりも不便に感じてしまいます。
安全性と柔軟性のバランスが取れたシステムが望まれます。
2位以下の主な理由
2位 発注者の意向 (19.5%)
前提として、ほとんどの発注機関では「国交省の要件をクリアしたASP」の中から受注者がシステムを選びます。
参照:情報共有システム提供者における機能要件対応状況関連資料(国土交通省)
ただし、発注機関側で複数のシステムが乱立するとかえって非効率になるため、正式な手続きの上で特定のシステムを指定している場合もあります。
(発注機関側で指定のシステムがあるか、事前に確認されることをお勧めします。)
とはいえ、操作性の高いシステムを提案すれば、結果的に発注者様にも喜ばれ、情報共有もより円滑になります。
3位 サポート体制 (8.0%)
多くのシステム提供会社は遠隔サポート(パソコン画面を共有しての支援)を用意しています。
しかし、発注機関側はセキュリティの都合上、ほとんどが遠隔サポートを受けられません。
そのため「発注者側へのサポート体制はきちんと整っているか?」が重要になります。
もし整っていない場合は、サポートに頼らなくても済むほどの「操作性」で選ぶ必要があります。
4位 価格 (6.9%)
「どのシステムもできることは同じ」であれば価格が一番の基準になるはずですが、実際にはわずか6.9%でした。
これは、使いにくいシステムを選んで業務時間が増えるより、使いやすいシステムを選ぶ方が結果的にコストに見合う、と皆様が実感されているからではないでしょうか。
※価格は公開されていないケースがあるので、各システム提供会社にお問い合わせください。
月額利用料x工期(月数)の場合がほとんどです。(初期費用が必要な場合があります。)
「失敗しないASP選び」のために
「発注者様の求める要件を満たしていることを大前提とし、その上で誰もが迷わず直感的に使える『操作性』で選ぶこと」
操作性は、カタログや価格表だけではわかりません。検討時や導入前に、各システム会社へデモを依頼してみることを強くおすすめします。
私たちがお届けする『現場クラウドOne』も、受発注者双方の「直感的な使いやすさ」を第一に考えて作られています。
もし、今後のASP選びでお迷いでしたら、ぜひ一度実際の操作画面を見て、他システムと比較してみてください。