現場クラウドOne導入による効果と遠隔臨場の活用事例について、合資会社山下産業代表の松下様にお話を伺いました。
これまでのASP利用について教えていただけますか?
熊本県からの指示でASPを利用するようになり、それ以来、継続して利用しています。
今回、現場クラウドOneを使われたきっかけは何でしたか?
発注者から遠隔臨場の利用を勧められましたが、いつも使っているASPには遠隔臨場の機能がなかったため、どうしようかと思っていたところ、現場サポートさんから「画面を見てみませんか?」とお誘いいただきました。
画面を見せていただくと、とても見やすく、こちらを使ってみようと思った次第です。
以前利用されていたサービスと比較して、現場クラウドOneの印象はいかがでしたか?
画面が見やすく分かりやすかったです。
特に、回覧した文書が現在誰の手元で決裁待ちになっているのかが一目でわかり非常に助かりました。
メールの代わりとして使うメッセージ機能は地元住民からの要望を事前に発注者へ共有することでトラブルを防ぐことができましたし、スケジュール機能は受発注者個々の予定を共有することで立会いの調整がスムーズになりました。
新しいシステムへの乗り換えはストレスに感じませんでしたか?
それは特に感じなかったですね。やはり操作が簡単な方がいいですよね。
遠隔臨場を使われたのは、なぜですか?
今回の現場の発注者は多忙のため立会いが困難でした。
人員不足や出張が多い状況に加え、コンサル側の技術員も同様であったため、発注者からの提案により遠隔臨場を試してみることになりました。
実際に遠隔臨場を使ってみて、操作で困ったことはありますか?
いや、特に困ったことはなかったですね。
スマートフォンのアプリからすぐに配信を始められますし、閲覧も現場クラウドOneの中から簡単にできるので、複雑には感じませんでした。
遠隔臨場と現場での臨場は、どのくらいの頻度で使い分けましたか?
今回の現場では、半々くらいだったんじゃないですかね。
遠隔臨場にするか現場に来るかは、当社で使い分けたのではなく、発注者側が立会いの依頼内容を見て判断しておりました。
遠隔臨場を導入して、どのような効果を感じましたか?
一番はやはり、コミュニケーションが迅速になったことです。
これまでは、電話や書面でのやり取りが主で、現場の微妙な状況が伝わりにくく、図面作成や協議、承認に時間がかかっていました。
担当者が現場に来て確認するのを待っていると、工事が遅れてしまうため、費用をかけてでも迅速に対応する方が良いと判断しました。
遠隔臨場ですと、スマートフォンで現場を見せながら話せるため、図面には書きにくいような変更の相談もその場で可能です。
状況が一目瞭然で伝わるため、即座に指示や回答をもらえ、協議時間が大幅に短縮されました。
事前に現場の状況を見せているため、その後の決裁も早くなったと感じています。
遠隔臨場以外に、現場クラウドOneで「こういう使い方もできるんじゃないか」と感じたことはありますか?
現場クラウドOneの中で複数の現場の情報を把握できるので、安全パトロールの代替としても使えるのではないかと思いました。
災害時の現場写真や状況を共有するツールとしても期待できます。
最後に、全体を通して現場クラウドOneや遠隔臨場への評価を教えてください。
書面中心のやり取りと比べて、現場の状況把握や発注者との協議がスムーズになったと感じています。
特に、担当者のレスポンス待ちや日程調整の難しさによる工事の遅延といった課題の解消につながり、業務効率化への貢献を実感しています。
一度使ってみればその便利さは明らかですし、なんでもっと早く使わなかったんだろうと思っています。
今後も積極的に活用していきたいです。