導入事例

ASPの活用で複数現場の電子納品の時間を大幅に短縮。

会社名 美保テクノス株式会社
ご担当者 土木部工務課 係長 池田みゆき 様
発注機関 国土交通省 中国地方整備局、鳥取県工事、米子市
導入前の課題
電子納品データ作成に多くの外注費がかかっていた。
解決方法
ASPを活用して、電子納品の専任化。
効果
全ての現場で電子納品データ作成への対応が可能に。

現場クラウドOneをどのように使っていますか?

全現場(国交省・県・建築)の電子納品をするのが私の役割です。
全ての現場に登録して利用しています。(現在進行中は12現場)


なぜ、現場の最後だけでなく、最初からASPを利用されているのですか?


ASP利用開始時から入ることで、書類の提出漏れも防げますし、進捗も常に確認することができます。
具体的には、Oneの画面上で現場を切り替えて表示しながら、全ての決裁済み書類などの整理をしつつ、納期間近に未返却の書類などを確認し、期日設定などを現場の方と調整します。

また、現場の方が紙で確認したいということであれば、一覧表なども含めて紙で印刷するなどフォローしています。

各現場の電子納品を一手にされる理由と大変さを教えてください。

本来はほとんどが、電子納品のデータ作成を外注依頼する形が多いと思います。
私が入社する当時は、その外注費も結構な額がかかっており、そのようなコストを削減しようということで、私が担当することになりました。

現場が重なった時や年度末は大変ですが、現場クラウドOneを利用するようになって、大分楽になりました。
昔は、1度PDFで保存して、紙で出力⇒提出⇒承認⇒再びPDF化⇒整理という作業でした。
電子納品の作成において工事書類の整理、登録、チェック全てを完了させるのに2日は費やしていました。
ASPを利用するようになった今、ASPからダウンロードするだけなので10分~20分程度で終わります。
国交省では最近オンライン電子納品に変わりましたね。

今、紙に戻るとどうなるんでしょう?

もう無理です。私の残業は確実に増えますね(笑)
ASPがなければ、このたくさんの現場数をこなすのは到底無理です。

最初にASPを使った時の感想はどうでしたか?


最初は、「ASPを使わなければいけない。」というところから始まったのですが、ここまで楽になるとは思いませんでした。
PDF化⇒フォルダにまとめる⇒電子納品ソフトに入れるという一連の手順が、「ボタン一つでもう出来上がっちゃった!あとは写真と図面だけだ!!」という感動がありました。

ASPだと書類の戻りも早いですし、取りに行ったり、待ったりなどの時間がないので現場としてもとても楽になります。

逆に「現場クラウドOne」で困ったことはありませんでしたか?

4年前位に、2年の工期の現場で、何度ダウンロードを試しても途中で停止してしまう。ということがありました。
ただ、年度末でサーバーにアクセスが集中してたということもあったかと思いますし、現場の通信環境にも問題があったかと思います。
ですが、ここ2、3年はダウンロードまでのスピードが非常に早くなったのでそういうことはありません。

他に使われている機能はありますか?

現場クラウドOneにあるグループ設定機能です。
協議会などでグループを設定している所がいくつかあります。
グループを設定し、そこでメッセージや掲示板を使って航空写真やドローンで撮ったデータなどを複数社で共有してます。

このグループ設定機能がなければ、他の会社にはメールなどでの共有になります。
そうなると、送った、送れなかった、などの事態が発生します。
最近は送ったメールが意図せず迷惑メールに振り分けられてしまうこともあるので「送られてないよ。」というやりとりも発生します。設定したグループで各種機能を使えるのは非常に便利だと思います。

「現場クラウドOne」への要望はありますか?

現場サイドにも聞きましたが、操作も楽ですし全く問題ないとのことです。
メッセージ機能では、大容量データが問題なく送れるので使っていますし、私には現場から図面修正依頼だったりがあるので、メッセージ機能を頻繁に活用しています。