現場クラウドOneをどのように利用していますか?
工事監督支援業務は、担当技術者が業務にあたっており、私はその管理・指導する立場となります。
およそ50本の工事を閲覧ユーザーとして発注者側の立場で利用しており、受託している工事監督支援業務では受注者として現場クラウドOneを利用しています。
工事でもASPの利用となれば、複数システムを使うことにはなりませんでしたか?
以前は別のシステムと半々で動いていましたが、今は工事でも業務でも現場クラウドOneだけですね。
使い勝手の良さで自然とこちらになりました。
現場クラウドOneでは、現場からの要望を聞き取ってシステムに反映する形でどんどん進めている印象を受けます。
今年度(令和5年4月)から業務でもASPの活用が原則となりましたが、どのように捉えていますか?
私としては、工事だけでなく業務でも早く始まって欲しいな。と思っていました。
紙の時は、各事務所に書類を持参して決裁をもらう必要がありましたが、ASPによって書類の回覧スピードは劇的に向上しましたし、メッセージ機能も大容量データを添付できるので、活用できています。
やはり、ASPでのやりとりは、ファイルに綴ることがないので、どこかに持ち運ぶということもなく、書類がネットの中の動きになるので本当に楽になりました。
またテレワークがスムーズにできるというのもひとつのメリットです。
他に便利に使っている機能はありますか?
1つの指示書を複製して複数の工事に一挙に作成できるというのは非常に便利です。
施工プロセスチェックもいいですね。
他のメンバーが作ったプロセスを閲覧できるようになっているので、メンバーで共有できますし、「あっちはどういうやり方しているのか?」などお互いに情報共有になりますので非常に便利です。
遠隔臨場はどうでしょうか?
遠隔臨場にこだわりすぎると安全面が疎かになりますから、「現場に来てください。」、「生で見てください。」ということであれば喜んで伺うようにしています。
ただ、『土木工事電子書類スリム化ガイド』に則って受発注者双方で積極的に取り組んでいます。
なので遠隔臨場を実施している現場も増えて、非常に効率化が図られています。
確かに電波の状況などで動きが悪い時はありますが、その時は再起動する事で、問題なく実施できます。
遠隔臨場が始まった時、ASPと連携できるなんて思ってなかったというのが、担当技術者みんなの声でした。
また、画面からワンクリックで接続できるので非常に便利だと言っています。
画面キャプチャをとるのもワンクリックですしね。
通常はパソコンにアプリを入れないといけないとか、「今日の遠隔臨場はどのアプリだ?」なんてことがあるんでしょうけど、そういったアプリを入れずに現場クラウドOneを開けば即実施できるというのは、素晴らしい点だと思います。
この調子でもっといろんな機能が増えていくことを期待しています。(笑)