よく聞く「i-Construction」、気になる取り組みや概要をご紹介します。
「i-Construction」とは?
国土交通省では、建設現場における生産性を向上させ、魅力ある建設現場を目指す新しい取組として
「i-Construction」が平成16年度から進められています。
i-Constructionの3本柱
-
- ICT技術の全面的な活用
ドローンやICT建設機械などによる高速、高品質な施工の実現。施工に限らずSDCMのすべてのプロセスにICT技術を導入することによる生産性向上を目指すものです。
-
- 規格の標準化
サイズや工法をそろえ、コンクリート工の効率化
-
- 施工時期の平準化
発注時期や施工期間を分散することにより、繁忙期、閑散期をなくし、収入や休暇の安定的な取得を実現
トンネル工事では、こういった取組が以前からされており、50年前と比較すると生産性が10倍に向上しました。
土木工事の分野でも「i-Construction」の導入で、生産性の50%向上が見込まれています。
(参考URL)国土交通省 ICTの全面的な活用
ICT・情報共有の活用で業務効率化へ
建設業界における人手不足、採用難、社会資本の老朽化などの課題を解決するために「生産性向上」が必要になってきます。
その施策の一つが「i-Construction」とされています。
将来的に、調査・測量・設計・施工・検査・維持すべてのプロセスで、ICT技術やツールを活用して生産性向上を目指すことが求められています。
一方で、i-Constructionの推進において、小規模工事での導入、新しい技術・ツールの習得やコスト面で課題もあります。
工事情報共有システム(ASP)は、現場で手軽に導入しやすいICTツールのひとつです。
工事情報共有システム(ASP)とは受発注者間の工事書類のやり取り・決裁をインターネット上で簡単に行うことができます。
ご利用頂いているお客様からは、現場を離れる時間が少なくなり、事務業務の効率化と安全管理に集中することができたとお声をいただいています。
工事情報共有システム(ASP)を詳しく知りたい方はこちらもどうぞ
3D CADなどの大容量データなども工事情報共有システム(ASP)上で発注者と共有することができます。
ICT土工やBIM/CIM案件の場合、工事情報共有システムにおいて「3次元データ等表示機能」は必要機能要件(Rev.5.1)と定められています。
弊社製品の「現場クラウドOne」は、3次元データ等表示に対応した【3次元データ等表示機能】を利用できます。
国土交通省だけでなく、自治体発注工事においても工事情報共有システム(ASP)の導入・活用は広がってきています。
ICT導入をご検討されている方・ご興味のある方は導入相談や無料デモンストレーションなど、まずはお気軽にフォームからお問い合わせください。